AYUKO さんのライブが楽しかった
何の情報も、予備知識もなく、初めて聞いたAYUKO さんのジャズボーカルが実に良かった。
美しい彼女は完璧な歯列の持ち主で、矯正家の僕にとって申し分のない被写体。
気がつけば、演奏中ずっと僕は彼女にカメラを向けていた。
ところが、このCDが秀逸。
1回聞いて棚の中というCDが多い中、既にもう5回は聞いている。
スタンダードの「Speak Low」や「Mac The Knife」そして大好きな「September Song」が入っている。
これらを作曲したワイルの曲を集めて一枚のCDに仕上げたのが本アルバムである。
浅川太平のアレンジとクラッシック音楽的な彼のピアノが際立っている。
この日彼にサインをしてもらったのだが、彼はなんと左ききであった。
左手のタッチに左きき独自の繊細さがうかがわれるような気がした。
耽美的なバラードはややもすると自己陶酔の世界になってしまい、聞き手が置き去りにされることもままあるが、本アルバムでは、竹内直のサックスやクラリネットがスパイスとなって絶対飽きさせない。
退廃的な曲でも、竹内の音が曲想にマッチしていて実に素晴らしい。
そしてAYUKOさん。
ハスキーな声でこれからがとても楽しみなジャズシンガーじゃないかと思います。
このCD、僕がスイングジャーナルだったらゴールドディスク大賞をあげちゃうのにね。
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