調性には色がある?
彼女たちの会話を聞いていると、
「E dur ってキラキラしてるよね?」
・・・・ E dur:ホ長調のことですって。
「そうね。キラキラの中に少し紫を感じる」
なんて話をしている。
なんだと~~っ! 調性に色を感じるって!
僕には理解できないことだ。
ネットで検索したら、音を聴いて色が浮かぶ「共感覚」というものがあるのだそうだ。
常人には理解できない特別な感覚だという。
二人に [F] はと尋ねると口をそろえて「緑」と答える。
ベートーベンの田園とかシューマンのトロイメライが [F] である。
二人が感じる調性の色を聞いてみたら、それぞれ微妙に違うが、ほとんど同じような回答を得たのでメモをし、手元にあったドビュッシーの楽譜と照合してみたら・・・・
なるほど「月の光」変ニ長調は彼女らの言葉通り「暗い感じ」であり、「亜麻色の髪の乙女」は「水色」で、曲のイメージと一致する。
そんな感覚を想像できない僕には、そんな二人が超能力者のように見えた。
音楽を聴いて色彩が見えたら楽しいんだろうな。
羨ましく思った。
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