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2014年1月29日 (水)

朝日新聞を読んで今日思ったこと

今朝の朝日新聞一面の2つの文章にとても共感した。

ひとつは『福島の避難者「もっと原発議論を」』都知事選に思う。

曰く・・・事故を忘れたかのように深夜まで明るい東京に腹が立つ。原発事故の避難者は約14万人。「避難者は全国の人口の千分の一しかいないが、東京には全国民の十分の一もいる。その判断が与える影響は大きい」◇原発政策が争点の一つの都知事選。福島原発事故の避難者は何を思うのか。

東京都は国の税収の4割を集め、株式売上高の約9割、銀行貸出残高の4割、大企業の本社、外国企業の5割を有するという。大学生も4割が東京で勉強している。その経済規模は、都内総生産が92兆4000億円(2011年度)と、GDPベースで他の国家と比べても世界第14位に相当し、総生産額で韓国を上回るそうだ。

都の年間予算は約13兆円に上り、これは、ほかの府県のおおよそ10倍 、インドネシアなどの国家予算にも匹敵する。だからこそ都知事の権力は巨大で、国政に影響を及ぼす。

エネルギー政策は国政の問題だから、都知事選で議論するのは筋が違うと言う人もいるが、原発問題をうやむやにしてきた今、再び国民的議論を巻き起こす上でその意義は大きいと思う。

僕は「原発即時ゼロ」は非現実的であると思っているが、計画的な早期廃止を強く求めたい。

僕の大学同級生の歯医者は、福島県浪江町で開業していたが、東京に避難を余儀なくされている。彼はどう考えているのかなあ。

もう一つは、声優の永井一郎氏のご逝去を受けて、「天声人語」

曰く・・・ある本誌読者が女子高生と話していて「縁側」が通じなかった。あれこれ説明すると、高校生は「ああ、アニメのサザエさんの家の庭に面した部分のことね」。長寿の国民的人気アニメは、ありがたくも世代間の隔たりまで橋渡ししてくれる▼放送開始から44年あまり。この間、波平の声で親しまれた永井一郎さんが82歳で亡くなった。その名は知らなくても、「バカモーン!」とサザエやカツオを一喝する声が耳によみがえる人は、少なくあるまい。・・・・

朝日新聞に連載されていた「サザエさん」。毎朝これを切り抜くのが子供の頃の僕の仕事であった。それを祖母が大学ノートに一枚ずつ丁寧に張っていく。祖母から貰うお駄賃が嬉しかった。

竹島尖閣問題に端を発する、最近の嫌韓嫌中ムード。
僕も彼の国が嫌いになり、考え方が次第に右傾化してきた。だから、最近朝日新聞の論調に懐疑的になる日も多々ある。

でも、こうしてたまに朝日新聞に共感することで、ニュートラルな自分を維持出来ているのかなあ。

殊に「天声人語」の文章の品格、美しさにかけては、他紙の追随を許さないと感じている。

ウルトラ右翼が、朝日新聞を目の敵にする所以であろう。

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