夏野菜と整形外科
今日、患者さんからもらった沢山の夏野菜。
毎日、よその人から、もらうのだそうだ。あまりにも沢山もらうので、僕のところに持ってきた。
そのおばちゃんは、毎日、自転車で病院の整形外科へ、腰の治療に通っている。
そこには、やはり、毎日通ってくる友達が大勢いるらしい。
みんなが仲良くなって、待合室はサロンのようだという。
そこに、野菜を作っている人が野菜を持ち込んで、配っているそうだ。
その情景を思い浮かべたら、楽しい気分になった。
この辺りでもあまり見かけなくなった、田舎らしい雰囲気を感じたから。
昔の銭湯の代わりに、今では整外の待合が、元気なおばちゃんたちに井戸端会議の場を提供しているのである。
でも、考えてみたら……
自転車に乗れる元気なおばちゃんが、マッサージを毎日やってもらう必要があるのだろうか?
歯医者は、毎日患者を呼ぶことはない(呼ぶ必要はないし、呼んだってこないし)
一方、整外の外来は、サロン化して、マッサージ気持ちいいし、毎日患者が通ってくる。
しかし、それって、無駄な医療費といえないのかなあ。
野菜もらえて、嬉しかったけれど、斜陽産業の歯医者としては、嫉妬もあるが複雑な気持ちがする。
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