いまさらながら「東京物語」
http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=LjDWc-lQYnM
テレビで何回も放映されたが、まともに見てなかった、小津安二郎監督の名作「東京物語」をTSUTAYAで借りてきた。
退屈な映画という先入観を持っていたけれど、最後まで眠らずに観られた。
それは、僕が眠らずに観られる年齢になったということなのだろう。
昭和28年の作品。僕の生まれる前に作られている。
でも、テーマは今でも変わることのない、普遍的な親子の関係がテーマだ。
笠智衆、十朱久雄、東野英治郎の三人で酔いつぶれるシーンで、東野英治郎がこう話す。
「しかし子供いうもんは、おらにゃーおらんで寂しいし、おりゃーおるで、だんだん親を邪魔にしよる。二ついいことはないもんじゃ」
今まで、観て分からなかった映画も、親になり同じような境遇になれば分かるもんだ。
笠智衆、このとき49歳。
ウソだろ! 72歳の設定を完璧に演じている!
| 固定リンク
「映画」カテゴリの記事
- 「ドクター・スリープ」を観てきた(2019.12.02)
- 「アラジン」で童心に帰る(2019.06.10)
- 君は、オランダ映画を見たか(2014.06.26)
- 小さいおうち(2014.02.16)
- いまさらながら「東京物語」(2013.06.28)
コメント