平ヶ岳
百名山の一つであるが、湿原保護のため頂上付近にテント場がなく、日帰り登山を余儀なくされ、長い行程のやっかいな山として知られている。
しかし、最近、銀山平温泉で泊まると登山口までマイクロバスで送迎してくれるようになった。
2時間半の急登をこなすと、突然、広大な高原が目の前に現れる。所々に池塘の点在する草原は草紅葉(くさもみじ)が美しい。越後三山の八海山、中ノ岳、越後駒ヶ岳が見渡せた。
日陰では霜柱も見られた。
宿の話だと、昨日山頂には雪が舞ったという。
秋から冬が駆け足のようにやって来る山では、本日、今シーズン最後のバス送迎ということであった。
今日バスに乗った登山客は120名を越え、今シーズンで最も多かったという。
そのほとんどが60歳以上の女性で占められ、バスの道中は勿論、登山中もたいそう元気で賑やかだ。
長い隊列を組んで歩く様子は、勇ましく、隊長さんの声は大きく力がある。
平ヶ岳名物「玉子石」で、はい、チーズ!
人工栽培でないので、石突きを取ったり、付着している枯れ葉や泥を洗ったりと、下ごしらえが面倒であった。
大きなものでは笠の直径が5センチ近くもあった。大ぶりのナメコは醤油につけてから、オーブントースターで焼いて酒のつまみにした。小ぶりのものは、翌日定番の味噌汁でいただく。
スーパーで売っているのとは雲泥の差。土の味がして、旨みも凝縮している。
こんなにうまいものなら、手間を惜しまず炭を熾して焼けばもっとうまかったのにと、腹を満たしてから後悔した。
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