「50歳を越えても30代に見える生き方」 南雲吉則
本屋で平積みになっていたこの本の前を、3往復ぐらいして迷った挙げ句、買ってしまった。
帯の文句、「こう見えても56歳なんです」に引きつけられたのか。
帯の写真が、瞬間的に、郷ひろみと重なって見えたからかも知れない。
著者は、1955年生まれのお医者さん。
やはり、お化けのように若く見える「郷ひろみ」と同い年。
とてもスリムで僕よりずっと若く見える。
僕は、1956年生まれ。
ひとつ上の先輩にコンプレックスをずっと持っていたような気がする。
1955年(昭和30年)生まれは、特異的な学年で、郷ひろみの他にも、西城秀樹、野口五郎、いわゆる新御三家を始め、掛布、江川、千代の富士。
スティーブ・ジョブス に ビル・ゲイツ。
ひとつ上には、才人が目白押し。
それに引き替え、我が56年組は、マーブルチョコレートの上原ゆかり、「笑点」の山田隆夫、雷門ケン坊(覚えているかな?)ぐらいが有名で、なんだか精彩に欠けて見える学年・・・・・・
まあ、それはそれとして、本書は、新書としてはすらっと読めて、面白かった。
特に、人生の節目にあるという「2乗の法則」の話。
1×1=1歳までが乳児期、2×2=4歳までが幼児期、3×3=9歳までが小児期・・・・・・いくら長生きしても、ヒトは11×11=121歳が限度であるというのが興味深かかった。
全体に通底するのは、長生きの秘訣は、「禁煙」、「運動」、「腹6分目」というような耳ダコの話であるが、文章にメリハリがあり、堅苦しくないので楽しく読めた。
このところ寒い日が続いたせいか、運動不足で腹がせり出してきた。
少し暖かくなってきたので、ひとつ上に負けないように、明日からまた頑張ってみるとするか。
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