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2011年9月 5日 (月)

実年行進曲

僕は9月に入ると毎年決まってメランコリックになる。大好きな夏にサヨナラしなくてはいけないから。

楽しいことは全部終わってしまったような気になる。自分の年齢とも重ね合わせ、人生の秋をなおさら憂いもする。

この間、クレージーキャッツの「実年行進曲」(1986年 青島幸男作詞 大滝詠一作曲)を急に想い出した。

「実年」とは「老年」「壮年」という呼び方を嫌って創作された言葉と理解していたが、ウィキペディアで調べてビックリ。この言葉は当時の厚生省が公募して作られたという。担当委員会の委員長がなんと本田宗一郎。くだらない事に税金をふんだんに使えた時代だった。ウィキペディアで「実年」をご覧あれ。結構笑える。

「実年行進曲」発売の年に30歳だった僕は、この曲が好きになれなかった。「毎晩イッテモだいじょーぶ、だいじょうぶ」という歌詞が、下ネタをギャグにしなかった彼等の路線に沿わないと感じたから。

また、少年の頃のヒーローが「俺たちゃー実年」と自らを年寄りと宣言をしてしまったことに寂しさを覚えたからだと思う。

クレージーキャッツは僕にとって最高のグループだった。全盛期、「紅白歌合戦」で彼等が出てくるだけで、会場は笑いの渦に包まれた。僕が今、ジャズを好きなのも彼等からの影響が大きい。

93年にハナ肇が亡くなり、94年に石橋エータローが、96年安田伸、07年植木等、10年谷啓(今度の9月11日が一周忌です)、次々に他界されてしまった。

そして、彼等がこの曲を歌った年齢に、僕も届きつつある。

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