ホープ軒とホームラン
今シーズン、ヤクルトが好調だ。リーグ優勝は間違いない。
そこで、久々に球場に行ってみたくなった。スター選手のいない今チームをここまで引っ張ってきた名将小川監督に敬意を表する意味でも、是非一度は神宮に足を運んでおきたかった。古田監督時代にはこんな気持ちにはならなかったのに・・・・
そこで、11日の日曜、ひとり電車に乗る。
神宮のライトスタンドへは、JR信濃町で下りるのが便利だが千駄ヶ谷で下りる。
ホープ軒のラーメン。
僕の野球観戦はここから始まる。
ココのお店のいいところは、葱とおろし大蒜、豆板醤を好きなだけトッピング出来るところ。
「駒形どぜう」もそうだが、葱大好き人間にはありがたいお店です。
ラーメン700円、味付け卵100円、缶ビール300円
大盛りにすれば良かった・・・・・
昔は、ここでラーメンをを食べると必ず1キロは体重が増えて困った。
適度の運動習慣が身に付いた今は、食べるの怖くない。
黄昏時の風がスタンドに吹きわたる。
日常と全く異なる空間にワクワクする。
「ヤンキー」、「暴走族」、「よさこい」という言葉を連想させる衣装をまとった、真っ黄色のタイガースファンの熱気に圧倒されてしまう。
悔しいけど、カワイイ女の子も多い気がする。
神宮は、阪神のホームグランドか?・・・・ いつものことである。
一方、ヤクルト側ライトスタンドというと、空席が目立ち静かな雰囲気。
巨人が嫌いで、体制におもねるのをよしとせず、少し斜に構えた人々。チームがいつも負けてばかりいるので、どこか投げ遣りな諦観の持ち主、のび太君タイプの男性が多いかも知れない。
女性も、東京ドームのネット裏にいるような、シャネルやエルメスで着飾った香水プンプンの奇麗な人は滅多に見かけない。
どっかの県立高校出身といった風情のヂミーな女性が大半かも。
僕の隣に60代の痩身の男性が一人で座っていた。
なんと、黙々とスコアを付けている。ヤクルトの好守に「よし」と拳を握る。得点シーンには小さなビニール傘を取り出し、遠慮がちに振り上げていた。
「渋いですね」って声をかけたら、こちらを見てニヤッと笑った。
試合は、4回に2点を先制したものの、8回に追いつかれ、ここまでかと思いきや、畠山のレフトスタンドに突き刺さる17号ツーランで勝ち越し。
最後は林昌勇が打者を3人で押さえ、痛快な6連勝。
苦手阪神相手に3タテは2年振りとのこと。
東京音頭でスタンドは沸き上がった。
ヤッタネ!
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