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2011年4月18日 (月)

作業員の生命を保障せよ

17日、東電が原発事故収束に向けての工程表を発表した。住民の不安を解消する意味では、一歩前進と評価される。

ただ、懸念材料がまた一つ増えた。

原発で一ヶ月以上、修羅場で作業にあたっている、人のことである。

東電の下請け、孫請けの「協力会社」と称されてる社員のことが、特に気に掛かる。

お得意先の東電に楯突くこともかなわず、命を賭して任務にあたる、その胸の内はいかばかりか。

現場の東電職員も同じであろうが、不安や恐怖を目の前にして、人の気持ちや覚悟は、それほど長期間維持できるものではない。

怖いだろうに、逃げ出したいだろうに。

身の危険を顧みず、原子炉の暴走阻止のため、現場に留まり続ける職員を「最後の砦の50人」と賞賛した記事が、海外メディアで書かれたという。とんでもない。美談で済むレベルではないのだ。

誰もが事故の早期収束を望んでいる。そのためには、誰かが立ち向かわなくてはならない。でも、障害が多すぎて、タイムスケジュールどおりに進捗するとは限らない。

すぐに、特攻精神とかを持ち出してしまう、そんな土壌が、この国にはあるから、この半年間を心配する。

どう間違っても、最初に工程表ありきで、命を軽んじ作業を押し進めてはならない。

東電を、ひとり悪者にしている集団ヒステリーの中だからこそ、マスコミは彼等の人権を守るためにも、彼等に目を向ける報道をもっとすべきだと思う。

今も過酷な現場で奔走している彼等の安全を心から祈らずにはいられない。

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