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2011年3月 7日 (月)

三月ウサギ チェシャ猫 村上春樹

3月だから、アリスの「3月ウサギ」。

「3月ウサギ」って、村上春樹の小説に出てきそうな名前だよね。

30年以上前、村上春樹が経営していた、千駄ヶ谷の「ピーターキャット」というJAZZバーを思い出した。

店の壁に、アリスの小説の挿絵、テニエルの「チェシャ猫」が飾ってあったのだ。

処女作「風の歌を聴け」に滅茶苦茶衝撃をうけたその当時、愛読していた男性雑誌の「男の隠れ家」というような特集で、村上春樹氏と「ピーターキャット」の見開き記事を発見。

彼の顔写真も、おそらく本邦初公開であったかも? 絶対、会いに行かなくちゃ。

デートのために取っておいた、真新しいリーガルのコインローファーを履き、オフホワイトのおろしたてのチノパンに、臙脂と黒の細かいボーダー柄のポロシャツ。ズボンのポケットには、両切りのゴロワーズとジッポライター。

そんな出で立ちで、ピーターキャットに赴いた。ドキがムネムネ

ワクワクしながらカウンターに座り、ビールを注文。

そうこうするうちに、果たせるかな、奥から村上氏が現れた。

「む、村上さん、ぼ、ぼ、ぼく、小説読んで、すごく感激して・・・・・・や、やっと、僕らの世代の小説家が出てきたっ・・・・・という感じで・・・・・」

冷めた表情で、「君と、同じ世代じゃないから」と、一言。

奥へ引っ込んでしまわれた。胸を大きく膨らませて、パンパンに膨らませて行ったのに・・・・・

ショボンとしていると、また、村上氏が奥からやって来て、

「ボクがここにいること、どうして知ったの?」って聞いてきたので、

再び、テンションを恢復した僕は、

「ブルータスです!!!」

彼は、「やれやれ・・・」という顔で、再びおくに引っ込んでしまい、二度と出てこなかった。

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